一人ぼっちユウトの日記

こんにちは、ユウトです。30代、独身、定職なし。一人ぼっちの生活の中で自分らしく生きるためのヒントや日常の楽しみ方をブログで紹介していますので、是非フォローしてくださいね!(^_-)-☆

佐野洋子『100万回生きたねこ』を読んで

こんにちは、皆さん!一人ぼっちユウトです。今日は、絵本界の不朽の名作――佐野洋子さんの『100万回生きたねこ』について語らせてください。この作品、絵本と思って侮るなかれ。一度読み始めれば、大人の心にまっすぐ刺さる深い愛と生と死の物語が、静かに、でも確かにあなたを変えてくれるでしょう。

 

100万回生きたねこ』の魅力
まず、この本は単なる「ねこの転生物語」ではありません。100万回死んで、100万回生きたねこ――というこの一文が、既にただ事ではない。そしてそのねこは、誰のことも好きにならなかった。何百人もの飼い主に可愛がられても、彼は決して泣かなかった。

そんな彼が、ある日、自由気ままな野良猫として生まれ、白い美しいメス猫と出会う――ここから、物語はそれまでとはまったく異なる色を帯びていきます。

 

生きること、愛すること、そして死ぬこと
ねこは、戦争に行く兵士のねこになったり、魔法使いのねこになったり、サーカス団のねこになったりと、まさに100万通りの「人生(ねこの生)」を経験してきました。でも、どの人生も彼にとっては「他人の人生」だったのです。

しかし、自分自身として生きるようになったとき――初めて、彼は「本当に誰かを好きになる」という経験をします。ここで描かれる愛の形は、甘さやときめきとは無縁。むしろ静かで、厳かで、魂の深い部分でつながるような感覚です。

やがて訪れる、彼女の死。そして彼の決断。読者の胸に、じんわりと、でも確かに残るその余韻。これは、まぎれもなく「人生」を描いた絵本なのです。

 

心に残った一節
「ねこは、100万回も死んで、100万回も生きた。でも、ただ一度だけしか、愛したことはなかった。」

この一文を読んで、涙が止まりませんでした。愛は、回数ではなく「深さ」なのだと。どんなに多くの経験を積んでも、「ほんとうの愛」に触れなければ、生きたことにはならない。そんなメッセージが、心に強く残ります。

 

まとめ:この絵本は、大人こそ読むべき
100万回生きたねこ』は、子ども向けの絵本という体裁をとりながらも、人生の本質に真っ向から迫る哲学書のような一冊です。「死」が日常に入り込んでくる現代において、「どう生きるか」「何を愛するか」という問いを私たちに突きつけてきます。

まだ読んでいない方は、ぜひ手に取ってみてください。ページをめくるたびに、きっと自分の生き方を見つめ直すことになるはずです。そして、読んだ後には、そっと目を閉じて、自分が誰を、何を「本当に愛しているのか」――問いかけてみてください。

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