こんにちは、皆さん!一人ぼっちユウトです。今日は、心の奥底に静かに語りかけてくる、まるで夜空にひっそりと浮かぶ星のような一冊、バッジュ・シャーム、ドゥルガー・バーイー、ゴンド族の作家たちによる絵本『夜の木』について語りたいと思います。
『夜の木』の魅力
『夜の木(The Night Life of Trees)』は、インドの少数民族・ゴンド族に伝わる神話や物語をベースに描かれた、まさに"生きている絵本"です。バッジュ・シャームらアーティストによって一冊ずつ手刷り・手彩色されたこの作品は、絵と物語の融合によって、木々のスピリチュアルな命を感じさせてくれます。
ページをめくるたび、黒地に浮かび上がる鮮やかな色彩。静寂の中に響くような言葉。『夜の木』は、読むというより「感じる」本です。絵と詩と伝承が一体となり、私たちの内なる自然との繋がりを、やさしく呼び起こしてくれます。
アートとしての一冊
この本は、ただの絵本ではありません。一つのアート作品です。木版で印刷されたページは、まるで森の呼吸をそのまま紙に写し取ったかのよう。インドのターラー・ブックスによって作られたハンドメイドの装丁も美しく、ページをめくる手つきすら丁寧になってしまう、そんな魔法がかかっています。
しかも、この本は版によって少しずつ色合いや雰囲気が違うため、自分の手元に届いた一冊が「世界にたった一つの夜の木」になるのです。
深い自然観と哲学
『夜の木』には、ゴンド族が自然とどのように向き合ってきたか、その哲学が詰まっています。木は神であり、祖先であり、見守る存在であり、時に怒る存在でもあります。一本一本の木に宿る「夜の顔」が語られる物語は、私たちが忘れかけている自然への畏敬の念を呼び戻してくれます。
都会の喧騒の中で、つい見過ごしてしまう木々の存在。でも、この本を読むと、夜の木々が静かに語る声が聴こえてくるような気がしてくるのです。
心に残るページ
特に印象に残ったのは、「魂を宿す木」のページ。黒い背景に銀と青で描かれたその木は、神秘的でありながらどこか懐かしく、幼い頃に夢で見た森の記憶が蘇るようでした。そして、短いながらも詩のように紡がれる語りは、読むたびに新しい気づきをくれます。
まとめ:この一冊があなたに寄り添う夜になる
『夜の木』は、読む人の心の静寂と対話する絵本です。日々に疲れたとき、心がざわつくとき、ぜひこの一冊を手に取ってください。ページをめくるごとに、自然と、そして自分自身と繋がる時間が訪れます。
「読書」というより、「対話」や「瞑想」に近い体験かもしれません。
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